【体験談より】親の相続後に借金が発覚したときの対処法

亡くなった親に 借金があった場合の 対策とは?
わたし

1ヶ月前に親父が亡くなったので、遺品を整理してたんですが……

多額の借金があることがわかったんです(汗)

 

先生
それは大変でしたね……。

でも、このタイミングでご相談いただいて良かったです。

もう少し遅ければ、お父様の借金を引き継ぐことになっていたからです。

 

わたし
えっ!そうだったんですか……

危なかったなぁ。

先生! 手続きの方よろしくお願いします!

 

亡くなった親の借金を返済する義務はあるのか?

そもそも、亡くなった親がつくった借金を、子供が返済するというのは理不尽な話ですよね……。

子供のためにお金を借りていたなら納得できますが、趣味や娯楽でつくった借金なら、「私には関係ない」で済ませたいところですよね。

ところが、何の手続きもしなければ、法律上は親の借金を子供が引き継ぐことになるのです。(民法896条)

そして、財産や借金を相続するかどうかは、亡くなったことを知ってから3か月以内に手続きしなければいけません。もし、何もせずに3か月が経過したときには、財産だけでなく借金も引き継いだことになるのです。

借金を相続した場合どこまで引き継ぐのか?

親に相続が発生した場合、どこまで引き継ぐのでしょうか。プラスの財産が多ければ嬉しいですが、借金の方が多ければ困りますよね。

そこでこの項では、相続のよくあるパターンを2つご紹介します。

夫婦に子どもが2人いる家庭で、父親が亡くなった場合

妻と子ども二人が相続人

妻と子ども二人が相続人

夫婦に子どもが二人の場合、父親が亡くなったときの相続分(比率)は、母親が2分の1、子ども二人がそれぞれ4分の1ずつ分け合います。

たとえば、相続財産が200万円であれば、母親が100万円、子どもがそれぞれ50万円ずつ相続します。借金についても、同様の比率で引き継ぐのが一般的です。

一方、借金についても同じ比率で引き継がれます。

借金が100万円残っていれば、母親が50万円、子ども二人がそれぞれ25万円ずつ引き継ぐことになるのです。

ただし、上記の比率は強制されるものではありません。親子間で話し合い、自由に決めることができます。

夫婦が離婚しており、子どもが2人いる家庭の場合

子どもが2分の1ずつ相続

子どもが2分の1ずつ相続

夫婦が離婚しており、その後に父親が亡くなったというケースです。こちらの夫婦にも、子どもが二人いました。

しかし、このケースでは母親は相続する権利がありません。離婚したことで、夫の相続人の地位から離れているからです。

親が離婚している場合、相続できるのは子ども二人となります。つまり、子ども二人で財産と借金を分け合うことになるのです。

たとえば、相続財産が200万円であれば、100万円ずつを受け取ることができます。

しかし、マイナスの財産(借金)についても、同様の比率で引き継がなければいけません。

たとえば、借金が100万円残っていれば子ども二人で50万円ずつ引き継ぐことになるのです。

亡くなった親の借金を調べる方法とは?

親が亡くなったとき、どれだけ借金が残っているのか気になりますよね? 相続とは、プラスの財産だけでなくマイナスの財産も引き継ぐため、喜んでばかりはいられません。

そこで、まずはマイナスの財産について、自分で調べる方法をご紹介します。少し時間や手間はかかりますが、借金がいくら残っているのかを知ることができます。

郵送物から借入先と金額を知る

親が亡くなってから2か月程度を猶予期間と考えて、自宅に届く郵便物をチェックしましょう。親と別居したいたのであれば、郵便局の窓口で郵便物の転送手続きをしましょう。

もしも借金が残っていれば、必ず支払いの督促状が届くはずです。

ただし、借入先によっては支払督促をおこなわないケースもあります。たとえば、「闇金」といわれる違法な貸金業者は、「意図的に返済を遅らせる」ことで、返済遅滞を理由に法外な利息を請求してくるのです。

そのような悪意ある業者の罠にかからないように、次にご紹介する方法で調べてみましょう。

キャッシュカードや通帳をもとに金融機関で確認する

亡くなった親の通帳やキャッシュカードがあれば、どこの金融機関を利用していたのかわかります。そして、通帳を記載して見ることで、借入先や月々の返済額を知ることができるのです。

そこで、自分が相続人であることの証明書を提示したうえで、窓口で借入がいくらあるのかをしらべてもらいましょう。

ただし、いくら親の借入を調べるためであっても、手続きがめんどうであるのは事実です。書類もたくさん準備しなければいけないため、時間のない方にはハードルが高く感じるかもしれません。

そこで、以下で紹介する方法を使えばパソコンをつかって借入状況をしらべることができるのです。

信用情報機関に問い合わせる

信用情報機関とは、銀行や金融会社から提供された信用情報を管理・運用する団体です。銀行や金融会社は、情報機関に蓄積された情報をもとに、取引の安全性を確認しているのです。

国内では、以下の三社が利用されています。

  1. CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)
  2. JICC(指定信用情報機関㈱日本信用情報機構)
  3. JBA(一般社団法人全国銀行協会)

金融関係業者の多くは上記の信用情報機関に加盟しており、お金を貸し出す際に信用情報機関に問い合わせることで、健全な取引をおこなっているのです。

そして、信用情報機関で管理・運用されている情報は、個人で閲覧することができるのです。

ただ、個人で閲覧するには利用料金がかかります。さらに、「借金がいくらあり、何年先まで支払いが続くのか」についてまで調べることはできません。

これは、あくまで金融業界関係者向けの情報であるため、一見すると暗号のような表記になっているからです。

そのため、手続きが多少めんどうではあるものの、金融機関の窓口で聞いてみるのが一番ではないかと思います。金融機関を通じて調べてもらった方が、時間もかからず確実な情報をつかむことができるからです。

亡くなった親の借金が時効でなくなるには?

お金を借りていても、返さずに10年経つと返済が不要になります。これが、「時効」です。

たとえば、友人からお金を借りた場合て考えてみましょう。

 

友人A
ごめん!

ちょっとだけお金貸してもらえないかな?

すぐに返すからさぁ!

友人B
しかたないなぁ……

早く返せよ!

10年後……

友人B
あのさぁ、以前貸したお金なんだけど、そろそろ返してもらえないかなぁ。
友人A
はっ? なに言ってんの? お金なんて借りた覚えないよ!

そういうのってさぁ、友達としてどうなのかなぁ?

友人B
そんなぁ……

 

これは極端な例だと思いますが、時効は「不安定な状態を解消しよう」という意見をもとにつくられた制度なのです。

しかし、借入業者を相手に時効を主張することは、かなりハードルが高いといえます。

時効は、口頭で主張しても効果はありません。裁判によって認めてもらい、はじめて時効が成立するのです。

借入先からは、毎月決まって請求書が送られてきます。少しでも遅れれば、自宅や携帯に電話も入るのです。

このように、時効を主張して借金を「チャラ」にすることは簡単なことではありません。現在では、時効という制度そのものが主張しにくいといえるでしょう。

親の借金を相続放棄したときのデメリットとは?

相続放棄とは、あきらかに借金が多いと思う場合や、そもそも相続問題にかかわりたくないと考える人に有効な手続きです。相続人がそれぞれ裁判所に申告して、認められれば相続人の地位から外れることができます。

しかし、相続には親族関係が複雑に絡んできます。そのなかで相続を放棄するということは、面倒な問題を引き起こす原因にもなるのです。

また、借金しかないと思っていても、あとになって莫大な財産があることがわかっても、相続放棄してしまったら取得することはできません。(民法919条)

相続放棄で失敗しないために、以下のポイントに気をつけましょう。

相続放棄の前に財産目録を作成しよう

財産目録とは、亡くなった本人が所有する財産を一覧にしたものをいいます。一覧にはプラスの財産だけでなく、マイナスの財産も記載していきます。

預貯金については、主要な取引銀行に問い合わせれば判明するはずです。また、固定資産税を支払った履歴を調べれば、だいたいの不動産価値を知ることができます。

また、マイナスの財産については主要取引銀行に問い合わせればだいたい掴めるはずです。各種クレジット会社から借入があったとしても、引き落としに指定されているのは、主要取引銀行であることが普通だからです。

また、自宅に届く郵便物から借入内容について知ることもできます。ただ、借入先から通知が届くまでの期間はおおむね2か月程度を想定しておく必要があります。

ただし、相続は本人が亡くなったことを知ってから3か月以内に手続きしなければいけませんので注意が必要です。

全員が相続放棄する場合の注意点

相続人全員が相続放棄をすると、次順位にあたる相続人が相続財産を引き継ぎます。

たとえば、父・母・長男・次男の4人家族で父が亡くなった場合、母と子ども二人が相続人です。そして、3人とも相続放棄をすると、次順位の相続人となる、本人の親が相続人となります。さらに、本人の親が亡くなっていれば、本人の兄弟が相続することとなるのです。

プラスの財産だけならよいのですが、借金を引き継ぐことになれば悲劇ですよね。

相続放棄は、事前に通告することなく手続きすることができます。

しかし、事前通告なしで借金を背負わされたらどうなるでしょうか? きっと、「あいつが相続放棄するからだ!」というクレームが飛んできそうですよね。

法的な拘束力はないものの、事前に次順位の相続人に通告しておいた方が、のちのちのトラブルを回避できるので、ぜひ気をつけて頂きたいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「相続」がからむ借金問題を取り上げました。

理不尽な話しですが、相続をきっかけに借金を背負うケースは多いです。このような事態を防ぐには、普段から会話があることが一番であるように思います。

「貯金がいくらある」という話題に比べると、「借金がいくらある」といった話しはしたくないものです。

しかし、結果的に配偶者や子どもに負担がかかることを考えれば、普段から財産管理について話しておくことは重要だといえます。

先生
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