債務整理は意味がない!なんて言っている人ほど損してしまう理由

借金返済がままならないのに、債務整理は意味がないからしたくない! という意見を目にすることがあります。

債務整理は、法律的に借金を減額(免責)できる素晴らしい制度なのですが、利用するかしないかは本人次第。

デメリットも少なくないため、生活を切り詰めて完済にこぎつける方も大勢いらっしゃいます。

一方で、自己破産後に起業して、億万長者になりました……というケースも。

億万長者になれるかどうかは別として、まずは今ある借金を何とかする必要があります。

まぁ、簡単には決断できないんですけどね。

私も借金で首が回らなかった頃は、何とか収入を増やして「返済にあてるお金を作らなければ」という発想しかありませんでした。

高給職に転職しようとか、ダブルワークで稼ごうとか、いろいろ思案はしてみるものの、結局、体力的に無理だろうとあきらめたのですが……。

債務整理すれば何となくラクになれる気はするけれど、あと一歩がどうしても踏み出せなかったのです。

あなたもきっと、あの頃の私と同じ気持ちではないでしょうか?

借金がなくなったいま、冷静に考えてみると借金はなかなか返せない仕組みになっていることに気づきます。

とくに「リボ払い」などは最悪で、月々の返済はほとんど利息の支払いにあてられているんです。

わたし
だけど、債務整理はしたくないなぁ。

借金が減らなかったら意味がないし……。

なんて、悲観的にならないでください。

借金は、正しい方法で手続きすればほとんどの場合で減額することができます。

現に、私は450万円という気の遠くなるような借金を抱えていましたが、自己破産することで借入をゼロにすることができたように……しっかりと結果も出ています。

今では少しずつではありますが、将来に向けて貯蓄を始められるまでに好転し、前向きに人生を歩んでいます。

今回は、「債務整理は意味がない」という方が誤解している点について、3つの手続きをもとに解説したいと思います。

任意整理する意味がない場合

「収入が少ないのに借金が多い」という方には、任意整理は意味がない手続きといえます。なぜなら、任意整理は他の手続きに比べて減額効果が小さいからです。

収入が少ないのに借金が多いという方は、任意整理ではなく「自己破産」の方が向いています。

任意整理は借入先と話し合いをおこない、借入総額を圧縮したうえで返済していきます。そして、話し合いの結果、将来利息(完済するまでにかかる利息)をカットするという合意に達するのが一般的です。

以下、一例をご覧ください。任意整理した場合としなかった場合に、負担がどれだけ違うのかわかります。

任意整理しなかった場合
  • ショッピングリボ払い
  • 借入金額:100万円
  • 利息:年12%
  • 月々返済額:15,000円
  • 返済期間:8年
  • 支払総額:1,503,088円(うち利息503,088円)
任意整理した場合
  • 借入金額:100万円
  • 月々返済額:28,000円
  • 返済期間:3年
  • 支払総額:1,000,000円(利息なし)
  • 弁護士(司法書士)への報酬額120,000円

ただし、任意整理後は基本的に3年で返済しなければいけません。

任意整理しなかった場合は「8年」という期間が必要となりますが、その間には様々な出来事が起こり得ます。

たとえば、結婚、出産、進学など、高額な出費を余儀なくされることもあるのです。短い期間で借金問題の解決を図るには、制度を上手く活用するのも重要だと考えます。

100万円・年12%任意整理しない場合任意整理した場合
月々返済額15,000円28,000円
返済期間8年3年
支払総額1,503,088円1,000,000円
弁護士・司法書士費用120,000円

とはいえ、任意整理後は毎月28,000円を3年かけて返済しなければいけないという事実に不安を感じる方もおおいはずです。

収入が十分でなく、毎月返済していくのが不安であれば、「自己破産」について相談してみるのも良いでしょう。

自己破産にかかる費用は任意整理よりも高額ですが、上記の例を参考に返済可能かどうかを検討してみてください。

個人再生する意味がない場合

住宅ローンの返済が滞っていなければ、個人再生をする意味はありません。

個人再生は、住宅ローンを組み直すことで返済しやすくし、生活を立て直せるのが一番のメリットです。

借金のなかでも住宅ローンの比率は高いです。住宅ローンを組んだ当初は返済可能であっても、収入減などにより支払いが厳しくなれば、生活を苦しめる原因ともなります。

しかし、せっかく手にいれた家を簡単に手放したくありませんよね?

そこで、住宅ローンを組み直すことで返済負担を減らそうというのが個人再生のねらいです。

そのため、住宅ローンの返済が順調な方は利用できません。住宅ローンを組み直す必要がなければ、その他の借入(カードローンなど)を任意整理すれば良いからです。

また、個人再生は自己破産に次いで減額幅が大きいため、「自己破産はしたくないので、個人再生を利用しよう」という意見もありますが、この考え方も間違っています。

住宅ローンを抱えているため自己破産すると家を失う可能性があるという方は、個人再生の利用を検討すると良いでしょう。

また、個人再生は減額効果が高いのも特徴の一つです。借入金額によって減額幅が定められています。

借入金額個人再生後の金額
100万円未満その金額を返済する
100万円以上500万円未満100万円
500万円以上1,500万円未満借金総額の5分の1
1,500万円以上3,000万円未満300万円
3,000万円以上5,000万円未満借金額の10分の1

個人再生は任意整理と違い、裁判所を介した手続きです。その過程で「官報」に住所や名前が掲載されるため、周囲にバレるリスクもゼロではありません。

また、弁護士・司法書士への報酬も高額ですので、住宅ローンの組み直しが必要なければ任意整理または自己破産による解決が望ましいでしょう。

自己破産する意味がない場合

借入金額が小さい場合は、自己破産すべきではありません。そもそも、借金がそれほど多くなければ、債務整理せずに頑張って返済した方がよいのです。

自己破産するには条件あります。その条件を満たさなければ、自己破産することはできません。

また、その他の手続きと同様に「ブラックリスト」に登録されるため、カーローンや住宅ローンが一定期間は組めなくなります。

また、個人再生と同様で官報に名前・住所が掲載されるため、裁判所にも掲示されるためバレるリスクもあります。

さらに、自己破産者は禁止されている職業もあるため、勤務先によっては退職せざるを得ないケースもあるのです。

自己破産は、借金を根本的に解決する唯一の方法です。

しかし、「借りたお金は返す」というのが前提です。何とかやり繰りして返済可能な額であれば、債務整理せずに返済した方が良いかと思います。

まとめ

「債務整理は意味がない」のではなく、適切な手続きをすれば生活も大幅に改善するはずです。

任意整理・個人再生・自己破産にはそれぞれ特徴があり、手続きできる人とできない人もあります。

債務整理の専門家である弁護士・司法書士と相談して、あなたに最適な手続きを見つけてください。

 自己破産個人再生任意整理
借金がゼロになる◯(免責決定の場合)
ブラックリストにのる
ブラックリスト
保存期間
免責決定から10年完済してから5年完済してから5年
家を残せる△(条件あり)
車を残せる△(条件あり)△(条件あり)
借金総額
200万円以上
家族への影響なし(条件あり)なし(条件あり)なし(条件あり)
仕事への影響なし(条件あり)なしなし
転職への影響なしなしなし
結婚への影響なしなしなし
戸籍への影響なしなしなし
選挙権への影響なしなしなし
パスポートの発行
年金への影響なしなしなし

債務整理は終わりではなく始まり

債務整理は自分一人ですることもできますが、借入先との交渉や裁判所への出頭、膨大な書類の準備など、仕事をしながら手続きに奔走する時間などありません。

債務整理はプロに頼むのが一番です。自分だけで手続きしようと思っても、法律知識がモロについてきますし、そもそも仕事をしていれば時間もありません。

ブラックリストの期間にも影響しますので、できるだけ早く手続きを終えた方がよいでしょう。

先生
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